海外生活がつらいとき
「はじめての海外生活がつらい」とブログにコメントをもらったので、私自身の経験を踏まえて、わたしの考えを書きたいと思います。
今回の渡愛、わたしも最初の4週間くらいはつらかったです。
では、何がつらかったのか? リストにしてみます。
海外生活つらいことリスト
- 英語でのコミュニケーションがうまくとれない
- 生活に必要なものが揃っていない
- 食べ物が合わない
- 友達ができない
- こっちの人の対応がいい加減すぎる
- 時間だけが過ぎる
こんな感じかな? ひとつずつ見てゆきます。
英語でのコミュニケーションがうまくとれない
いやぁ、これはホントに致命的ですね。というか、最初からわかってたことですけれども。
わたしの場合、それを克服するために語学学校に通っているわけですが。
どんなことがあったか、さらにリストにしてみます。
- 自分の話す英語が伝わらない(→発音の悪さに落ち込む)
- クラスメイトの話す英語のアクセントが聞き取れない(特にスペイン・ブラジル)
- ネイティブの話す英語についていけない
これはもう自分でがんばるしかないですね。うん。
今回わたしは語学留学ですが、ロンドン芸術大学のショートコースに6ヵ月間留学したことがあります。そのときの日記にも「最初の4週間はとてもキツかった」と書いてありました。
英語での授業に慣れるのに時間がかかったため、事前に語学学校に数ヵ月通っていた日本人クラスメイトを羨ましいと思ったし、語学学校に通っている友人のことを英語だけ勉強できていいなと思ったりもしました。
いまわたしは英語だけを勉強する環境にいるわけですが、これはこれでつらいです。英語を勉強しに来て英語が上達しないと言い訳ができないからです。
結局は他の人と比べても何の意味もないということ。
隣の芝生は青く見えるものです。
焦らずに、自分が何をするためにここに来たのかよく思い出すこと。そして、少しずつでも成功体験を積み重ねて自信をつけることが大事です。
生活に必要なものが揃っていない
日本の100均の偉大さを痛感しますね!
日本なら「あのお店に行けば買えるな」と思ったものでも、こちらでは売っているお店を探すのに時間がかかったりします。しかも、こちらは何もかもが大きいため手頃なサイズのものを探すのが大変です。
わたしはいまTHERMOSのタンブラーを持ってこなかったことをとても後悔しています!!
どうしても困ったときは、日本にいる家族や友人に送ってもらう!
食べ物が合わない
いも、ですよね。
わたしはじゃがいもキライじゃないです。ただ、やはり日本のごはんは恋しいです。
これはもう自炊しかないですね。スーパーで Sushi Rice を買ってきてお鍋で炊く。日本のごはんほど美味しくなくても、おにぎりを食べるだけでホッとします。
アジアンマーケットとかもいいですね。ダブリンは食材がいっぱい売っていて羨ましいです。
自炊最強!!
友達ができない
なかなかセンシティブな問題ですよね。一度は「留学 友達 作るには」でググりますよね笑
いつも友達に囲まれているクラスメイトを見てすごいなぁと思ったり、外国人の友達と旅行した写真を見て羨ましいなぁと思ったり。
心配することは何もないです。友達はできます。
ふとしたきっかけで話は弾むものです。日本食に興味がある外国人も多いですし。
本当に気の合う友人が数人できればそれで十分。
友達を100人作って世界中を旅する、という目標がある人は別ですが。おそらくそんな人は友達作りに悩んだりはしないでしょうね。
こっちの人の対応がいい加減すぎる
日本人がいかに真面目で几帳面か思い知らされますね。日本人に生まれたことを誇りに思うと同時に、日本で働くことがいかにストレスフルかを実感します。
対応に不満があるときは、遠慮なく言った方がよいです。何度も言わないといけないこともあるかも知れないけれど、諦めないこと。
多少強めに言うことも時には大事。
日本との違いを受け入れ、大らかさを楽しむ。
時間だけが過ぎる
何の成果もなく時間だけが過ぎてゆく…と思うことありますよね。
自分では気づいていなくても、きっと成果は出ていますよ。
知らなかった英単語を覚えたり、
話す声が少しだけ大きくなったり、
友人といる時間が増えたり、
困っている友人を助けることができたり、
前にできなかったことができるようになったり…
大きな目標を立ててしまうと、成果がでないことに焦りを感じるかもしれません。でも、ただ毎日をぼーっと過ごしていなければ、少しずつ前には進んでいるはず。
目標が大きすぎて成果を感じられないときは、目標を細分化する。
まとめ
まずは、何がつらいのか書き出してみるといいかもしれませんね。
そのつらさは海外生活に限ったことではなく、日本でも起こりうることかもしれません。
厳しいことを書くと、つらいと思えるということは、それだけ感情に余裕があるということです。本当に何かを必死でやっているときは、きっとつらいと感じる余裕もないです。必死に何かに打ち込むことで解決する場合もあります。
でも、そこまで必死になる必要がないのであれば、つらい気持ちを誰かに聞いてもらえばいいです。
日本の家族や友人に電話するもよし、こちらの友人と会って飲みながら話すもよし。道端やパブで知り合った人と話すもよし。
仲の良い友人だから話せること、行きずりの人だから話せること、いろいろありますよね。
要はひとりで抱え込まないこと。
きっと誰かが支えてくれますよ。
“We are lonely, but not alone.”
あと、日記やブログを書くこともおすすめです。つらいときは自分を見失ったり、自信をなくしているときだと思います。自分の情報が誰かの役に立つかもと思えるし、あとで読み返すときっと成長を実感できますよ。
わたしは基本的にひとりでも大丈夫なので、週末も出かけずに部屋に引きこもっていることが多いです。ひとりが好きというのはスピーキングの上達には致命的ですよね…どうしたもんか。目下一番の悩みです。
〈追記〉こんな記事をみつけました:
www.madameriri.com