にゃっとの旅する自由帳

自分探しの旅は続くよ

いろんなものが壊れてる国

アイルランドではいろいろなものが壊れている印象があります。

Student Leap Card を作る機械

学校初日の市内ツアーのときに Student Leap Card をその場で発行できる場所を教えてくれました。

Leap Cardアイルランドの公共交通機関で使えるICカードです。現金で払うより20%くらいオトク。日本のSuicaPASMO、ロンドンの Oyster card のようなものですね。Student Leap Card は学生用なのでさらに割引があります。

わたしがホームステイしている家はバスで20分くらいかかるので、交通費を抑えるために早めに Student Leap Card を手に入れたいと思っていました。

ツアー後、教えられた場所に行ってみると「機械が壊れてるから作れない。金曜日にまた来て」と言われました。仕方がないのでその日はバスステーションで普通の Leap Card を購入して帰りました。

土曜日「機械は直った?」と訊いてみると「月曜日に修理に来る。火曜日だったら確実にカードを作れるよ」と言われました。

 まだ直ってなかったか……

そして火曜日の今日、ようやく Student Leap Card を作ることができました!
その場でカード用の写真を撮るのですが、なぜか解像度が驚くほど低かったです笑

www.studentleapcard.ie

バスのICカードリーダー

乗車時に Leap Card をピッとするところですね。これもバスの路線によってはよく壊れています。現金で払う人には関係ないけれど、カードの人はチャージされないので得しちゃうこともあります。

学校のウォーターサーバー

うちの学校にはウォーターサーバーがあり、生徒が自分のペットボトルに水を補充してもOKです。ある日(たしか先週の金曜日)ウォーターサーバーに「故障中」という張り紙がされていました笑

これも火曜日に直っていました。

先生の車

2週目の月曜日、学校に行くとクラスに別の先生が来ました。
「Markの車が壊れて学校に来れないと電話があったの。今日は別の先生が教えるわ」
まさかの!先生が学校に来ない!笑

Markも火曜日には学校に来ました。

 

すべてが火曜日には元通りになっていました笑

アイルランドは、良くも悪くもいろんなことがいい加減です。そして日本みたいに壊れたらすぐに直す、という感じがありません。この大らかな感じがわたしは好きなのかもしれません。

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家族と再会(9年ぶり2回目)

Donnybrook

今回、アイルランドに来たらどうしてもやりたいことがありました。
それは以前のホストファミリーを訪ねること。

はじめてアイルランドに来た1996年。はじめての海外一人旅。
わたしは Cork Language Centre International という学校に通っていました。
今は ACET (Active Centre of English Training) という名前に変わったようです。

学校でアレンジされたDonnybrookのおうちにホームステイ。お母さんはわたしより12歳年上で、8歳の息子ちゃんと二人暮らし。わたしはこの家族のおうちにステイできて本当に運が良かったと思います。コークが大好きになったのもこの家族がいたからかもしれません。

ロンドンに半年留学していたときに、ちょっとだけコークに里帰りしました。2008年の4月のことです。そのときも何の連絡もなく訪問して「今度来るときは電話しなさい」と言われたけれど、今回も突撃です!笑

ツーリストインフォメーションで見せてもらった電話帳には名前がなく、もしかしたら引越しているかも…と少し不安になりました。

金曜日の午後。
学校が終わってランチを食べてから時間が空いたので、Donnybrook行きの207番バスに乗りました。終点で降りておうちを探します。Google Mapsのおかげで簡単にたどり着けました。テクノロジー万歳!!

平日の午後4時。微妙な時間ですね。
おうちの前に来たけれど、人の気配はありません。道を歩いていると、隣のおうちの人が帰ってきました。

「Pat(お母さんの名前)はまだここに住んでる?」と尋ねると、ここに住んでいると教えてくれました! ひと安心。
雨足が強くなりそうだったのでその日は諦めて帰りました。

次の日、City Centreで買い物をしていたら目の前に207番バスが停まっていました。そのままバスに乗って2度目のトライ。

玄関をノックすると男の人が出てきました。「Patはいる?」と尋ねると「お客さんだよー!」と呼んでくれました。2階から降りてくるPatに「わたしのこと覚えてる?」と訊くと「もちろんよ!よく来たわね。お茶でもどう?」と招き入れてくれました。

 

 突 撃 訪 問 成 功 で す !

 

2008年と変わらず、パートナーと娘ちゃんと暮らしていました。当時5歳だった娘ちゃんも今では14歳。去年空手の黒帯を取ったそうです。かっこいい!

娘ちゃんもいっしょにお茶を飲みながらおしゃべり♪
9年前に撮った写真も渡すことができました。

ジョニー・デップが大好きな娘ちゃん。このあと家族みんなで映画『Pirates of the Caribbean: Salazar's Revenge』の3D版を観にいくと言うので一緒に連れていってもらいました。

 

はー。すごく楽しかった。
いつでもあたたかく受け入れてくれる彼女の家族が大好きです。

携帯の番号を交換したので連絡も取りやすくなりました。また一緒にお茶できたらいいな。

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渡愛して1週間

土曜日の夜11時にコークに着いて、月曜日から学校が始まっています。

最初の1週間は本当につらかった。英語を聞くことや話すことはもちろん、授業の進め方や勉強の仕方などわからないことだらけで、すべてのことに慣れるのに精いっぱい。慣れるのにはまだしばらく掛かりそうです。

学校初日

わたしが選んだ学校は「Cork English College」。

生徒は事前にオンラインで Placement Test を受けることになっています。わたしはB1+ (Strong Intermediate) のクラスに入れられました。

うちの学校はレベルがA1〜C2まで10段階あって、細かく分かれている方だと思います(実際に開講されているのはA2〜C1の7段階のようです)。授業は2時間×2コマ。9:00はじまりで途中20分のブレイクがあるため終わるのは13:20。なぜか1コマ50分だと思い込んでいたので半端なく長いです…(おなかがぐーぐー鳴ります

月曜日の朝学校へ行くと、何の説明もなく授業中のクラスに放り込まれました。トイレや図書館の場所も誰かに訊かないとわかりませんでした笑

その日の午後にオリエンテーションのようなものがあり、本来はそのときにE-Learningの使い方を説明するそうですが、どうやら機械(プロジェクタ?)が壊れていて説明ができなかったようで、勉強の仕方を相談しに Academic office に2回行きました。

授業

うちの学校は1クラス目と2クラス目を別の先生が担当します。わたしの先生はMarkとKaren。「OUTCOMES」というテキストを使っているのですが、MarkがUnit 12、KarenがUnit 13という感じで並行して2つのユニットを勉強します。とてもややこしいです。

しかもすでにテキストの後半なので、文法がいきなり Third Conditionals (仮定法過去完了) から始まりました。文法は簡単なものから勉強したいのに笑
語学学校は基本的に毎週月曜日に新しい生徒が入ってくるので仕方ないですね。

学校の意向として「いろんなアクセントの英語に慣れて欲しい」というのがあるようで、そのため先生がひとりではないのかもしれません。

Nationality

うちのクラスの内訳(出席者のみ):

  • ブラジル 2
  • イタリア 1
  • スペイン 1
  • 日本   2

あと話したことがあるのはフランスや韓国からの生徒。わたしがホームステイしている家の隣にも同じ学校や他の学校に通っている生徒がいますが、話を聞いても全体的にブラジル人が多い印象です。
日本人も思ったよりいました。同じクラスに日本人がいることの心強さよ笑

オリエンテーション後の市内ツアーのときに韓国の女の子と友達になりました。スペイン・ポルトガル系の英語の聞き取りは難しいけど、やはりアジア系だと解りやすいですね。
彼女はダブリンで英語を勉強していて、エージェントのすすめで1週間だけコークの学校に来たそうです。なので残念ながら今日ダブリンに帰ってしまいました。

ホームステイ

わたしはいまBallinlough(バリンロック)というところにステイしています。
リタイアした70代のご夫婦のおうちです。6人の子どもを育て上げ、14人のお孫ちゃんがいるそうです。
「lough」というのはIrishが語源(lakeという意味)の地名らしいのですが、わたしにはどう頑張っても「ロック」とは読めません笑

学校に申し込む前にmixiアイルランドコミュで語学学校の情報を探していたところ、日記にプチ留学記を残してくださっている方がいました。その方がアイルランドにいたのは2010年だったのですが、どうやら同じホームステイ先のようです!

こんな偶然あるんでしょうか。びっくりして思わずメッセージを送ってしまいました笑

ホームステイには平日の朝と夜、週末の3食が含まれています。基本、朝ごはんはシリアルやトースト。夜ごはんは作っておいてくれたワンプレートの食事をレンジで2分チンして食べます。
夜ごはんの時間を確認したところ、ホストファミリーは早くに食事を済ませるようで、「好きな時間に食べていいよ」と言われました。ただ、食べるのはいつもひとりです。

木曜の夜に「Week 1 Student Feedback Form」というのをみつけたので送信したら、次の日の授業中にMichael(Accademic officeの人)に呼び出されフィードバックについて確認されました。
通常はホストファミリーが食事を済ませていても、生徒が食事をするときは同席して英語を話す機会を設けるものなのだそうです。

プチ留学記を読んでも食事の際に同席はしていないようでした。確かに3ヵ月間ずっとひとりで食事するのはちょっとイヤかも…かと言って食べてるのを見守られるのもどうかと…これはちょっと様子見ですね。わたしが他で英語を話す機会を作れれば問題ない…かな?

日本のごはん

炊きたてのごはんが恋しいです!!

平日のランチは自分でなんとかしないといけないので、ごはんを炊いておにぎりにしたい。実際、日本人の女の子たちはそうしているみたいです。

ホームステイでは生徒にキッチンを使わせたくないおうちもあるようで、隣のおうちは完全にダメらしいです。うちは大丈夫かな?いちおう明日ごはんを炊く許可をもらいました。こちらで買ったお米がどのように炊けるかは未知数ですが。

 

うーむ。1週間分まとめて書くと取り留めがないですね。

とりあえず、落ち込んだりもしたけれど、わたしは元気です。

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日本の公的年金のはなし

みなさんは国民年金(もしくは厚生年金)に病気やケガの保障があることをご存知ですか?

わたしはつい先日まで知りませんでした。
年金は老後にもらえるもの(いや、むしろ今となっては将来もらえるかどうかも怪しい)、という認識しかなかったです…(恥ずかしい

通常65歳から受け取れるのは「老齢年金」。そのほかに、病気やケガで障害が生じたときの「障害年金」や、死亡時の「遺族年金」「死亡一時金」などもあるのです。

意外と保障されてますね!

長期の留学やワーホリに行かれる方の殆どは、おそらく会社を辞めて国民年金に切り替えると思います。
国民年金は、納付期限を過ぎても2年以内であれば納付できるので、納めずに渡航してしまう方もいるかもしれません。

しかし、障害年金の受給要件のひとつに

初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと

とあります。

未納のまま渡航してしまうと、障害年金の受給資格がなくなってしまうのです!
(代わりに納めてくれるご家族がいれば別ですが

なので、国民年金を納めずに渡航する場合は「国民年金保険料の免除・納付猶予申請」をしていくことをおすすめします。

保険料を納めることが、経済的に難しいとき|日本年金機構

わたしは3月までの1年分を前納していたので、4月からの納付猶予申請をしました。
ただ、免除・猶予のサイクルは7月〜翌年6月らしく、翌年度分は7月に更新する必要があるそうです。そのため、4〜6月の3ヵ月分しか申請できませんでした。
納付書の期間と異なるのでややこしいですね。

納付猶予申請に必要なものは以下の3点:

  • 年金手帳
  • 雇用保険被保険者資格喪失確認通知書
  • 印鑑

更新は日本にいる家族にお願いすることにしました。そして帰国後、払えるときに追納します。

 

万が一のために保障は残しておきたいので、障害年金のことを教えてくれた友人に感謝です!

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21年前にアイルランドを選んだ理由

学生時代、読書が好きだったわたしは1冊の本と出会いました。

景山民夫氏の旅行エッセイ「旅立てジャック」です。

そこには彼が購入した絵画についてこんなことが書かれていました:

それがこのォ、えーと、なんつったっけ、西洋の絵描きさんのもんなんだけど、実に塩梅が良いんだね。手前の方に馬がいてね。向こうっ方はバアーッとこう草の海でさぁ、そいでもって、その上の青い空に刷毛で掃いたみてえな夕焼けが広がってんだけど、これがただの赤じゃねえんだ、ピンク色……とも違うねえ。縁日のベッコウ飴にあるみてえな、甘ぁい赤なんだよねぇ。

その絵を見て奥さんが「あたし一生に一度でいいから、こういう景色を自分の目で見てみたいわ」と言ったそうです。
その絵を描いた人の名は、ブラジリエ。

無論、ブラジリエが描いた風景は、アイルランドではなかろう。
・・・(中略)・・・
リトグラフに描かれている、ローズ・マダーを薄く伸ばした色の夕焼けは、南仏や北イタリアのそれよりも、アイルランドの透明感のある空気を思い出させた。それは、僕がよく知っている秋の空、例えば九月のマンハッタンの摩天楼の上に広がる空などより、はるかにウェットな懐かしさを感じさせてくれるものだった。

当時はインターネットがない時代でしたからね。今のように簡単に情報が手に入らず、本を読んで想像を膨らませたものでした。旅好きの同氏の本を何冊も夢中になって読みました。

そして、ウェットな夕焼けとうまいビールに心惹かれて、アイルランドに降り立つことになったのです。

 

ちなみに、影響を受けやすいわたしは、同氏の「モンキー岬」という小説を読んでオーストラリアのパースに行きたいと思ったこともありました笑

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